核燃料取扱主任者の試験概要について説明します。
核燃料取扱主任者は誰でも受ける事が出来る資格なのです!
また、既に『第一種放射線取扱主任者試験』に合格している人は、 「放射線の測定及び放射線障害の防止に関する技術」の試験科目が免除されます。
試験日
例年、12月上旬頃の官報に公告され3月頃に東京都内で試験が実施されています。
試験科目と出題範囲
核燃料物質の化学的性質及び物理的性質
出題範囲は、
- 核燃料物質の基礎的性質
- 原子炉燃料(構造、強度、燃焼、照射等)
- その他、核燃料物質の化学的性質及び物理的性質に関する事。
核燃料物質の取扱いに関する技術
出題範囲は、
- 臨界防止
- 火災爆発の防止
- 耐震対策
- 閉じ込め対策
- 遮へい対策
- その他、核燃料物質の取扱いに関する技術について
放射線の測定及び放射線障害の防止に関する技術
出題範囲は、
- 放射線の測定
- 放射線管理(被曝管理、環境安全)
- 放射線障害及びその防止
- 放射性廃棄物の管理
- その他、放射線の測定及び放射線障害の防止に関する技術について。
核燃料物質に関する法令
出題範囲は、
- 原子力基本法
- 原子炉等規制法
核燃料取扱主任者試験の対策
出題範囲は専門的で幅広いですから、どうしても暗記が中心の勉強となるでしょう。
最低でも、原子炉工学と放射線工学は専門大学卒レベルくらいの理解は必要でしょう。
物理、化学、生物学に関しては大学で学ぶ程度の知識が必要です。
また、合格している人のほとんどが、第一種放射線取扱主任者の資格保有者と言われています。
まずは、この資格から取得した方が合格への早道かもしれませんね!