私たちの身近でも、食中毒のニュースを耳にしますよね？

食品衛生監視員は、私達の食品の衛生や安全を守る為の検疫の業務に携わる厚生労働省により認定されている資格なんです。

そして、技術系の公務員です。

通称「食監（しょっかん）」と呼ばれている、国や地方自治体等行政機関の職員です。

仕事としては、
食品衛生法の規定に基づいて、営業施設の立ち入り検査や食品に関する指導等を行っています。

食品衛生監視員の採用

国家公務員Ⅱ種試験、もしくは、食品衛生監視員採用試験に合格すると、全国の主な海港や空港の検疫所にて、輸入食品の安全監視や指導を行えるようになります。

他にも、地方公務員として各都道府県の保健所に所属し、食中毒等の食品を介した健康被害を防ぐ為に公衆衛生業務を行ったり、食品製造業や飲食店の監視、指導、教育を行うことも出来るようになるでしょう。

また、一般企業に就職する際にも、この食品衛生監視員の資格をもっていると有利に働く事があります。

これは、ある定められた物等を製造する場合に、食品衛生管理者等の設置が義務付けられていることもあるからです。

活躍の場は、製造会社ばかりではありませんよ。

飲食店営業、菓子製造業、食肉販売業、魚介類販売業等の営業を行う場合にも、食品衛生責任者の設置が義務付けられていたりするんです。

特に、食品関連や食品製造業会社等への就職を希望している場合には、取得しておいても損はないでしょう。

最近では、食品に対する衛生や安全に強い関心が高まっている傾向にありますよね。

ですから、これからも大切な役割を担っていく、価値のある資格だと言えます。