計量士って?あまり馴染みのない資格ですよね?

「計量の基準を定め、適正な計量の実施を確保し、
 もって経済の発展及び文化の向上に寄与する」
・・・

という計量法に基づいて設置された資格なんです!

そして、この計量士の資格の管轄は、経済産業省!!

何だか難しい説明をしてしまいましたね。

では、もう少し具体的に
計量士が一体どのような仕事なのか、簡単に説明しますね。

計量士の仕事内容

実は、計量士には、「環境計量士」「一般計量士」の2つの計量士があります。

さらに、
環境計量士には

「濃度関係」「騒音・振動関係」の二種類があるんです。

環境計量士

濃度関係の環境計量士

濃度関係の環境計量士は、 工場から排出されるガスや有害物質などによって、 大気中の空気や土壌が、どれだけ汚染されているか?

といった、濃度関係を計量・証明します。

騒音・振動関係の環境計量士

騒音・振動関係の環境計量士は、工場の近隣や建設現場、自動車道路や線路の近く、 飛行機などの、騒音や振動を計量・証明します。

一般計量士

一般計量士は、 長さや体積、熱量などを計量・証明したり、 他にも、計量器の点検や管理もしています。

計量士試験の難易度

以上の三種類の計量士資格のうち、最も試験の難易度が高いのは・・・

濃度関係の環境計量士です!

なんと!!

平成20年度合格率は13.2%でした。

続いての難易度が高いのが、 騒音・振動関係の環境計量士で 平成20年度合格率は17.9%

一番難易度の低い一般計量士でさえ、 平成20年度合格率は19.7%というのですから、 しっかりと受験対策を行わなければ合格は難しいでしょう。

計量士の求人

最後に、就職先ですが、 環境計量士は都道府県知事の登録を受けた計量証明事業所に。

また、

一般計量士は 適正計量管理事業所や分析会社などに就職するのが一般的なようですね。