柔道整復師は厚生労働大臣が認めた国家資格ですから国家試験を受ける必要があります。

しかし、誰でも国家試験を受けることが出来る訳ではありません。

柔道整復師の受験資格

柔道整復師の国家試験を受ける条件として、 高等学校卒業の資格を持ち、
さらに、文部科学大臣、または、厚生労働大臣が認定した 柔道整復師の養成所や専門学校・大学で、３年以上必要な知識・技能を勉強する必要があります。

これらの学校では、捻挫や脱臼に関する知識や基礎医学などを学びます。

柔道整復師の国家試験の実施日と場所

毎年１回３月に 日本の主要都市（北海道・宮城・東京・愛知・大阪など）で実施されます。

柔道整復師の試験科目

試験科目としては、

  • 解剖学
  • 生理学
  • 公衆衛生学
  • 整形外科学
  • リハビリテーション学
  • 柔道整復理論

など・・・１１科目です。

柔道整復師の試験対策

以前は、２００問の問題が出題され、そのうち６割正解で合格とされていました。

現在では、これまで通りの２００問に加えて、
「専門必修」という問題が３０問出題されています。

たとえ２００問全てに正解したとしても、
専門必修の問題を最低２４問正解しなければ合格にはなりません。

以前の試験では、学校で習ったことを勉強していれば国家試験に合格することができたようですが、 改正後は、実際の現場で色々と経験を積むことが試験に合格するための重要なポイントとなっています。

最近では、柔道整復師の試験を受ける方の人数も増えており、
残念ながら、国家試験浪人をされる方も多くなっているそうです。

そのため、柔道整復師になるための予備校なども開校されています。