財務専門官の採用試験は、平成24年が第一回の国家試験です。

試験は一次試験と二次試験に分かれています。 勿論、一次試験に合格した者が二次試験に進むことができます。

財務専門官試験内容と対策

財務専門官一次試験内容

財務専門官の一次試験は、3つの試験が行われます。

  1. 基礎能力試験(多肢選択式)
    知能や知識など公務員として必要な基礎的な能力を問う問題が出されます。
  2. 専門試験(多肢選択式)
    憲法、行政法、民法、商法、経済学、財政学、統計学、英語、会計学など、幅広い分野からの択一式問題が出されます。
  3. 専門試験(記述式)
    憲法、民法、経済学、財政学、会計学から1科目選択しての記述試験があります。

財務専門官二次試験

一次試験に合格すると二次試験に進み、

  • 個別面接
    人柄、対人的能力
  • 性格検査

が行われます。

財務専門官合格のための対策

さて、合格のための対策ですが、財務専門官採用試験は、新設されたばかりで実績があまりありません。ですから、対策を立てにくいのが正直なところです。

とは言え、財務省のホームページなどを見ると、出題の狙いが明らかにされています。

財務専門官試験、出題の狙い

例えば、憲法・行政法の出題では、憲法と行政法に関する基本的な理解や知識を問うことが目的です。

基本的人権や衆議院の優越、行政手続法上の不利益処分などの基礎的な分野から出題され、判例や法律の条文についての「正確な知識と理解があれば回答できる」となっています。

また、経済学や財政学、統計学も、「基本的な理解があれば回答できる」と記載されていますね。

つまり、出題範囲は、法律的なことから経済、経営学、政治学、会計学、情報工学や英語にいたるまで非常に幅広いですが、 それだけに基礎的なことがしっかりマスターできていれば回答できると言えるようですよ。

詳しくは財務省財務局のホームページを確認してくださいね。