計量士の国家試験は、毎年1回3月に開催されています。

計量士の試験科目

「環境計量士」「一般計量士」共に、

共通科目

「計量関係法規」

「計量管理概論」

上の2科目から25問ずつ計50問の問題が出題されます。

専門科目

一般計量士、濃度関係の環境計量士、振動騒音関係の環境計量士の3つの種類により下記のように、それぞれ出題されます。

一般計量士

計量の基礎知識や概論など50問。

濃度関係の環境計量士

環境関係法規と化学・化学分析概論など50問。

振動騒音関係の環境計量士

環境関係法規と物理・振動概論や加速度レベルの計量など50問。

計量士の合格ライン

さて、気になる、合格ラインですが その年によっても若干差があるものの・・・

共通科目50問の中から30問、 専門科目50問の中から25~30問くらい正解すれば合格出来ると言われています。

計量士の試験対策

過去問題を繰り返し、繰り返し、何度も解くことでしょう。

ただ、計量士の場合は他の国家資格とは少し異なっています。

国家試験に合格してから計量士に登録されるまでの条件

大体の国家資格は試験に合格すれば、国家資格を取得出来ますが、
計量士は国家試験に合格してから計量士に登録されるまでにも、
一定の条件を満たす必要があります。

その条件とは

濃度関係の環境計量士の場合

  • 濃度を測る実務を1年以上経験している
  • 薬剤師の免許を取得している
  • 職業訓練指導員の免許を取得している

以上のいずれか1つ条件を満たしていなければなりません。

振動関係の環境計量士の場合

  • 振動などを測定する実務を1年以上経験している
  • 環境計量講習を修了している

以上のいずれか1つ条件を満たしていることが必要です。

一般計量士の場合

計量に関する実務を1年以上経験していることが必要条件となります。

試験の難易度も高いですが、
合格後の必要条件を満たすことも考慮しておいた方がいいようです。