核燃料取扱主任者は、核燃料の取り扱いや管理がきちんと行われているかどうかを監督する責任者です。

また、放射性廃棄物の廃棄事業所において、放射性廃棄物の取扱保安監督を行う『廃棄物取扱主任者』として選任される資格も有しています。

もちろん!!

核燃料は、現在の私たちの生活を大きく支えているものですが、 その危険度は、化学薬品やガソリン等の燃料とは 全く比べものにならない規模の危険性があることはいうまでもありませんね。

ちょっとした事故が起きただけでも周辺地域にまで大きな被害が及んでしまいます。

ところで、核燃料ってどんなものなのでしょう?

とても危険な物質であることは誰もが知っていますね。

核燃料とは、原子燃料とも言われ原子炉の中で核分裂の連鎖反応を起こさせる事により
エネルギー、または、中性子等を発生させる元となる核分裂性物質の事です。

とても危険な物質ですからウランを加工して核燃料物質を製造する「加工工場」や、 使用済みの燃料から再びプルトニウムやウランを取り出す「再処理工場」においては、 核燃料の取り扱いや管理等に関して、 高度な専門知識と技術を持っている『保安責任者』が必要なのです。

では、就職先はどんなところがあるのでしょう?

『核燃料取扱主任者』の資格を持っていれば、 その専門的知識を活かして、 核燃料物質を製造する「加工工場」や 使用済みの燃料からプルトニウムやウランを取り出す「再処理工場」などで 『保安監督主任者』として働く事が出来ますよ。

他にも、核や原子力に関する十分な知識があると証明出来るので、 原子炉メーカー系等の就職時にもとても有利な資格なのではないでしょうか。